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最新記事【2008年01月06日】

人間と動物たちとの関係の歴史を見直してみましょう。

有史以前から人間と動物たちは密接な関係を築いてきました。貴重な蛋白源として食べる家畜以外にも、助け合う仲間として活躍し仲良く暮らしてきた代表的存在が犬でしょう。アルジェリアで発見された石器時代の壁画にも犬と狩人が共同で狩をする様子が描かれていますし、紀元前7世紀の古代アッシリアの遺跡からは、狩猟犬をつれた狩人のレリーフが発見されています。

危険を察知する能力の高い犬たちは、どれほど人間たちの安全を守った事でしょう。今、私たちが、のんびりと寝転んだりくつろぐ動物たちの姿を見ると心がホッとして安らぐのは、DNAに刻み込まれた太古からの記憶のせいかもしれませんね。動物たちがのんびりとした状態にいることは周囲が安全である証拠なんですから。

また、犬と並んでペットとして愛される猫は、古代エジプトにおいては収穫物を狙うネズミを退治してくれる神として崇められました。猫の顔を持つ女神像や猫のミイラも数多く発掘されています。東洋の仏教寺院では、貴重な経典をネズミの害から守るために古くから猫たちが飼われていました。

人間には無い動物たちの能力が、そのまま私たちの暮らしに役立ち貢献してきたのですね。そのお返しとして、人間は彼らを保護し餌を与えて共に暮らしてきたのです。文明が発達して近代になっても、私たちは犬や猫たちを身近な生活から手放しませんでした。より一層、家族の一員としての絆を深めてゆきました。

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